ふるさと納税 ポイント還元 どっちがお得か気になっている方へ。「ふるさと納税のポイントが廃止になって、もうお得じゃないの?」「ポイ活とどっちをやればいい?」そんな疑問を持つ方が増えています。
結論から言うと、ふるさと納税は制度改正後も最強クラスの節約術です。そして、ポイ活と対立するものではなく、うまく組み合わせることで両方の恩恵を同時に受けられます。この記事では、2025年10月の制度改正の内容を整理したうえで、ふるさと納税とポイント還元を数字で徹底比較します。
この記事でわかること:
- 2025年10月の制度改正で何が変わったか(何が廃止されて、何が残っているか)
- ふるさと納税とポイ活、実際のお得さを数字で比較
- 廃止後でもポイントを最大化するための具体的な方法
- 自分に合った活用パターンの見つけ方
【まず確認】2025年10月に何が変わった?
廃止されたこと:ポータルサイトのポイント付与
2025年10月1日以降、ふるさと納税サイト(さとふる・ふるなびなど)が独自に付与していたポイントが全面禁止になりました。Amazonポイント・PayPayポイントなど、各サイトのキャンペーンポイントが対象です。
2025年9月30日までは還元率が数十%に達するキャンペーンも珍しくなく、「改悪された」と感じた方も多いと思います。ただし、これはあくまでポータルサイトが独自に付与していたポイントの話です。
廃止されていないこと:クレカ・Pay払いのポイント
クレジットカード会社や決済サービスから付与されるポイントは、今回の規制の対象外です。ふるさと納税の寄付をクレカで払えば、通常のショッピングと同じようにポイントが付与されます。
現在もお得に使える施策の例はこのとおりです。
- d払い:ふるさとチョイスで最大24%還元キャンペーンを実施中
- ふるなびマネー:クレカチャージで5%増量。クレカポイントとの実質二重取りが可能
- 楽天ふるさと納税:楽天カード払いでSPU(スーパーポイントアップ)の対象になる
「ポイントがゼロになった」のではなく、「ポータルサイト独自の上乗せポイントがなくなった」というのが正しい理解です。
なぜ廃止されたの?
総務省がこの規制を導入した理由は主に2つです。ひとつは、各ポータルサイト間のポイント競争が過熱し、自治体の負担が増大したこと。もうひとつは、「ポイントを貯めるためのツール」として利用されるケースが増え、地域を応援するという制度本来の趣旨が薄れてきたことです。
ふるさと納税とポイ活、仕組みの違いを整理
比較の前提として、両者の基本的な仕組みを整理します。
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすると、2,000円を超えた分が所得税・住民税から控除される制度です。さらに返礼品(寄付額の最大30%相当)がもらえます。つまり実質2,000円の負担で高額の返礼品を受け取れる、節税制度です。
ポイント還元(ポイ活)は、クレジットカードやキャッシュレス決済などで日常の支出に対してポイントを積み上げていく活動です。還元率は通常0.5〜2%程度ですが、手続き不要で自動的にポイントが貯まるシンプルさが魅力です。
| ふるさと納税 | ポイント還元(ポイ活) | |
|---|---|---|
| 性質 | 節税制度 | 消費に付随する特典 |
| 実質還元率 | 最大約28〜30% | 通常0.5〜2% |
| 年間の上限 | 年収・家族構成で変わる | なし |
| 手間 | ワンストップ特例 or 確定申告が必要 | ほぼ自動 |
| 対象者 | 課税所得がある人 | 誰でも |
| お得の受け取り方 | 返礼品(現金化できない) | ポイント(幅広く使える) |
この2つは「どちらか一方を選ぶ」ものではありません。ふるさと納税の支払いをクレカにするだけで、両方の恩恵を同時に受けられます。
ふるさと納税 vs ポイント還元、お得さを数字で徹底比較【年収別シミュレーション付き】
ふるさと納税:年収別のお得額シミュレーション
夫婦共働き・扶養なしの場合の目安です。実質負担2,000円でこれだけの価値が手に入ります。
| 年収 | 上限寄付額(目安) | 返礼品価値(30%) | 実質負担 | 年間お得額 |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 約28,000円 | 約8,400円 | 2,000円 | 約6,400円 |
| 400万円 | 約42,000円 | 約12,600円 | 2,000円 | 約10,600円 |
| 500万円 | 約61,000円 | 約18,300円 | 2,000円 | 約16,300円 |
| 600万円 | 約77,000円 | 約23,100円 | 2,000円 | 約21,100円 |
| 700万円 | 約108,000円 | 約32,400円 | 2,000円 | 約30,400円 |
※扶養家族の有無や各種控除の状況により変わります。正確な上限額は各サイトのシミュレーターでご確認ください。
ポイント還元:クレカの年間獲得額シミュレーション
月10万円(年120万円)をカード払いした場合の試算です。
| カードの還元率 | 年間獲得ポイント(目安) |
|---|---|
| 0.5%(標準カード) | 約6,000円相当 |
| 1.0%(楽天カードなど) | 約12,000円相当 |
| 1.2%(リクルートカードなど) | 約14,400円相当 |
| 2.0%(高還元カード) | 約24,000円相当 |
比較の結論:ふるさと納税+クレカ払いが最もお得な理由
年収400万円の場合、ふるさと納税だけで年間約10,600円分の返礼品が手に入ります。一方、高還元クレカを毎月10万円使い続けても年間で得られるポイントは約12,000〜14,000円程度。ふるさと納税は「年に一度の寄付」だけでクレカのポイ活とほぼ同等の価値を生み出せます。
さらに、その寄付をクレカで払えばポイントまで上乗せされるので、ふるさと納税+クレカ払いの組み合わせが最強です。
ここで重要なのが、ふるさと納税の返礼品はお米・お肉・海産物など生活費として使えるものが多いという点です。年間で受け取るお米(30kg相当など)や牛肉のセットは、食費の節約に直結します。ポイントのように「なんとなく使う」ではなく、生活費の置き換えとして機能するのがふるさと納税の強みです。
廃止後でもポイントを最大化する3つの方法
① クレカ払いでポイントを積み上げる(最もシンプル)
ふるさと納税サイトでクレカ払いを選ぶだけです。特別な手続きは不要で、決済の時点で自動的にポイントが貯まります。ほとんどのふるさと納税サイトでクレジットカード決済に対応しており、Visa・Mastercard・JCBなど主要ブランドが使えます。
- リクルートカード(年会費無料・還元率1.2%):サイトを問わず使えて還元率が高い。初心者に特におすすめ。
- 楽天カード(年会費無料・還元率1.0%):楽天ふるさと納税でSPUの対象になる。楽天経済圏ユーザーに最適。
- エムアイカード:さとふるとの提携で合計2.5%還元を実現。
すでにメインカードがある場合は、そのカードがふるさと納税サイトで使えるか確認してみましょう。多くの場合、そのまま使えます。
② d払いキャンペーンを狙う
ふるさとチョイスでd払いを使うと、キャンペーン時に最大24%還元になることがあります。普段からd払いを使っている方は定期的にチェックしてみましょう。また、貯まったdポイントをふるさと納税の寄付に充当することもできます。
③ ふるなびマネーで実質二重取り
2025年12月にスタートした「ふるなびマネー」は、クレカからチャージすると5%増量してチャージされます(例:10,000円チャージ→10,500円分として使える)。クレカポイント+5%増量の実質二重取りができる、現状では最もお得な組み合わせのひとつです。
ふるさと納税とポイ活、どちらを優先すべき?タイプ別おすすめ
ふるさと納税を優先すべき人
- 年収300万円以上で所得税・住民税を払っている
- お肉・お米・海産物など返礼品を生活費の節約に活用したい
- 年間でまとまった節税効果を得たい
- 「返礼品」という形でまとめて価値を受け取りたい(食費や消耗品の節約に直結)
特に食費の節約を考えている方にはふるさと納税が絶大な効果を発揮します。毎年決まって高品質なお米や牛肉・魚介類を返礼品で受け取るだけで、年間の食費を大幅に抑えられます。
ポイ活を優先すべき人
- 年収が低く、ふるさと納税の控除メリットが少ない(学生・主婦など)
- 手続きの手間をかけたくない
- ポイントをすぐに・自由に使いたい
- 日常の消費額が多く、カード利用額が大きい(カード利用額が多いほど絶対額が増える)
両方やるのがベスト(大多数の会社員・共働き世帯に当てはまる)
ふるさと納税の支払いをクレカにするだけで、自動的に両取りが完成します。ワンストップ特例を使えば手続きも年1回だけ。取り組まない理由がない組み合わせです。
管理が面倒に感じる方はマネーフォワードMEがおすすめです。クレカの利用明細・ポイント残高・銀行口座残高をすべて自動で取得・集計してくれるので、ふるさと納税の寄付額も含めた家計全体の動きを一画面で確認できます。「今月どのくらいポイントが貯まったか」「ふるさと納税の寄付はいくら使ったか」がひと目でわかり、節税・節約の成果を実感しやすくなります。
ふるさと納税の始め方【初心者向け4ステップ】さとふるの使い方も解説
STEP1:控除上限額を確認する
さとふるや楽天ふるさと納税のシミュレーターに年収と家族構成を入力するだけで、上限額の目安がわかります。目安は年収の約20分の1です(年収500万円なら約25,000〜61,000円の範囲)。
STEP2:ふるさと納税サイトを選ぶ
使いたいクレカや決済方法に合わせて選びましょう。楽天カードユーザーは「楽天ふるさと納税」、d払いユーザーは「ふるさとチョイス」、ポイントを最大化したい人は「ふるなび」がそれぞれ相性◎です。
STEP3:高還元クレカで決済する
気に入った返礼品を選んだら、クレジットカードで決済。初心者には楽天カードかリクルートカードがおすすめです。年会費無料で還元率が高く、使い勝手も抜群です。
STEP4:ワンストップ特例申請で完了(会社員の場合)
会社員なら確定申告は不要です。各自治体から届く申請書に記入して返送するだけで、翌年の住民税から自動的に控除されます。1年間の寄付先が6自治体以上になる場合は確定申告が必要になるので注意しましょう。
申請書の提出期限は、寄付した翌年の1月10日必着が一般的です(自治体によって異なる場合あり)。年末にまとめて寄付する方は、期限に注意してください。オンラインで申請できる「自治体マイページ」に対応しているケースも増えており、手続きはどんどん簡単になっています。
よくある質問(FAQ)
Q. ポイント還元廃止はいつからですか?
2025年10月1日からです。ただしクレカや決済サービスのポイントは対象外で、引き続き付与されます。
Q. クレカのポイントはふるさと納税でも貯まりますか?
貯まります。カード会社から付与されるポイントは今回の規制対象外です。ふるさと納税をクレカで払えばポイントが加算されます。
Q. ポイ活とふるさと納税は同時にできますか?
できます。寄付をクレカで払うだけで自動的に両取りになります。特別な操作は必要ありません。
Q. 年収いくらから得ですか?
課税所得がある方なら年収200万円台から効果があります。年収が上がるほどお得額も大きくなります。
Q. 返礼品の還元率はどのくらいですか?
法律上、返礼品のコストは寄付額の30%以下と規定されています。実際に受け取れる返礼品の価値は寄付額の20〜30%が目安です。品物によっては定価換算でさらに高い価値のものもあるので、コスパの高い返礼品を探してみるのも楽しみのひとつです。
Q. ふるさと納税の返礼品はいつ届きますか?
自治体や品物によって異なりますが、申込後1〜3ヶ月程度が目安です。人気の返礼品は在庫が切れることもあるため、特に年末(12月)は早めに申し込むことをおすすめします。
まとめ
2025年10月のポイント廃止はたしかに制度の変更でしたが、ふるさと納税そのものの価値はまったく変わっていません。実質2,000円の負担で返礼品が手に入る仕組みは健在で、還元率は最大30%と他の節約術を大きく上回っています。
ポイ活との正しい付き合い方は「対立させる」のではなく「組み合わせる」こと。ふるさと納税の支払いをクレカにするだけで、両方の恩恵を同時に得られます。
- 2025年10月のポイント廃止後も、ふるさと納税のお得さは変わっていない
- ポイ活とは「対立」ではなく「クレカ払いで両取り」が正解
- 数字で見ると、ふるさと納税の還元率(最大30%)はポイ活(0.5〜2%)を大きく上回る
- まずは控除上限額を確認して、返礼品を選ぶところから始めてみよう
- マネーフォワードMEで節税・節約の全体を一元管理すると、成果をより実感しやすくなる
節約は小さな積み重ねが大切です。ふるさと納税とポイ活を上手に組み合わせて、無理なく家計を改善していきましょう。
免責事項:本記事の情報は2026年4月時点のものです。税制・制度は変更される場合があります。正確な控除上限額や手続きの詳細については、総務省公式サイトや税理士にご確認ください。

コメント